ふたつの夢のその先で、未来へとつながる洋上風力発電の礎を築く
ファーガス マクラウド Fergus MacLeod
日本の風力発電事業に関わりたい
故郷のイギリスにいるころの私には、「日本で働く」「風力発電の大きな風車のメンテナンスに携わる」というふたつの夢がありました。
奨学金制度を利用し、日本で学ぶようになってからもその思いは変わらず、1年の語学学習ののち、インターン先として選んだのがコスモエコパワーでした。
大学卒業と同時にそのまま入社し、現在は、当社も入札に参加予定の未来の洋上風力発電施設に、どのようなメンテナンス方法や運用体制が適しているかなどを調査、検証するチームに参加しています。
日本の企業のイメージとして、立場に厳しく入社間もないメンバーは発言もできないのでは?と思っていましたが、入ってみると全く違いました。フラットな環境で様々な議論を重ね、将来、実現することが期待される新しい風力発電設備のあり方を模索しているところです。
それぞれが専門性を活かし、同じ目標を追求
私たちに今課せられているのは、洋上風力発電という、実際にはまだ日本には存在しない施設をどのように形にしていくのか、様々な可能性を検討していくことです。
国内では前例のないプロジェクトだけに、定まった方法などはとても少なく、メンバーそれぞれの持つ専門性を活かしながら毎日出てくる新たな問題を一つひとつ解決していくというのが今の状況です。
簡単な仕事ではありませんが、それぞれ経験も個性も違うメンバーが前例のないことについて一緒に考え、悩み、そして乗り越えていくプロセスに楽しさも感じています。
チームには、洋上風力ははじめての経験ながら、陸上の風力発電のメンテナンス方法を1から確立してきたベテラン社員もいます。
そんな先輩の、発電所を回し続けることに対する強い思いに触れ、刺激をもらうこともあります。それも20数年風力発電に向き合ってきたからこその当社の強みといえるでしょう。
10年後も、自分たちが建てた洋上風力発電所のメンテナンスをしていたい
洋上風力発電の施設のメンテナンスを行う際の移動は基本船ですが、波の状況などによって近づくことができない日もあります。
インターン生時代、私は半年間を通して船での渡航が可能な日数がどのくらいになるかを、施設のある海域や季節ごとの気象データなどから算出するソフトウェアを開発しました。それは、現在でも様々な部署で活用されています。
洋上風力発電を形にするという目標に、自分がつくったものが役立っているのを見るのはやはり嬉しいですね。そのように、それぞれが自分のできることを積み重ねていくことが、洋上風力発電の実現につながっていくのだと思います。
これから10年が経ち、私たちが実現した洋上風力発電施設に立ち、メンテナンス作業を統括するというのが今の私の夢です。